ブラウザの同時接続数を変更

 Webサイトにアクセスする際、各ブラウザの同時接続数というのが決まっている。昔はRFCに準拠し、HTTP 1.0は4つまで、HTTP1.1は2つまでの実装が多かったが、Chromeが速いと言われだしたころから、同時接続数は6が使われるようになっている。Internet Explorerは8以降から6になっている。

通常は変更する必要もなく、増やし過ぎるとかえって503エラーになりやすいが、設定の確認方法として整理しておく。

Firefox デフォルト 6

URL欄に「about:config」を入力し、拡張設定画面を表示する。検索欄で「connections」を入力し、network.http.max-persistent-connections-per-serverの値を変更する。

firefox-max-connections

 Opera デフォルト 6

URL欄に「opera:config」を入力し、設定ファイルエディタの画面を表示する。虫眼鏡のアイコンのところで、「connections」を入力し、検索し、Max Persistent Connections Serverの値を変更する。

opera-max-connections

Google Chrome  デフォルト 6(固定)

変更する方法はない(ソースを変更しコンパイルすればできなくはないと思うが)

Internet Explorer 8以降 デフォルト 6(ダイアルアップの場合は2)

レジストリエディタ(regedit.exe)を起動し、

HKEY_LOCAL_MACHINE (or HKEY_CURRENT_USER)
SOFTWARE
Microsoft
Internet Explorer
Main
FeatureControl

の項目まで移動したら、FEATURE_MAXCONNECTIONSPER1_0SERVERおよびMAXCONNECTIONSPERSERVERにおいて、iexplore.exe = (DWORD) 00000006の項目を作成する(iexplore.exeを作成し、DWORDで6を記述)。

主要メディアで?な解説が書かれてしまったりしているので、下手な解説は当てにせず、

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ee330731(v=vs.85).aspx#http11_max_con

など一次情報を参照したほうがよい。